ユニゾン「アデランスへのTOB撤退」。
国内投資ファンド、ユニゾン・キャピタルは28日、定時株主総会でアデランスHDに対するTOBを実施しないことを発表した。ユニゾン主導の経営再建計画は白紙となる見通しだ。
ユニゾンは25日に、アデランスHDへのTOB価格を一株あたり1000円から1200円に引き上げると発表したばかりだが、株主から「まだ価格が低い」との声もあった。アデランスとの資本業務提携契約を解除するかどうかも含め、6月5日までに今後の方針を示すとしている。
一方で、アデランスは、ユニゾンとの提携が否定された。これにより、ユニゾンによるTOB(株式公開買い付け)を通じて予定していたアデランスの再建計画は頓挫。よって、新たな社長には、スティール側の渡部信男元アデランス副社長(66)が選任され、早川清前社長は取締役にとどまる。
アデランスをめぐる、ユニゾンとスティールの対立はスティールの勝利で幕を閉じることとなった。
※2004年にスティールがアデランス株を取得して以来始まった、両者の対立劇は08年の定時総会で現経営陣が総退陣を迫られる異例の事態に発展した。事態の打開を狙いアデランス側は国内ファンドのユニゾン・キャピタルと連携。4月にユニゾンから役員派遣と出資を受け入れる資本提携を締結していた。







