新生銀行とあおぞら銀行が経営統合に向けた交渉に。
新生銀行とあおぞら銀行が経営統合に向けた交渉に入った。両行は過去に注入された公的資金4000億円の返済の目処が立っておらず、発表されたばかりの09年3月末期も揃って赤字。単独での経営再建は困難と判断したものとみられる。両行が統合すると総資産は18兆を超え、国内銀行グループでは6位の規模となる。
統合に向けて当面、最大の障害となるのは両行の株主となっている米系投資ファンドの合意を取り付けることだろう。新生銀行の発行済み株式の33%を保有するJCフラワーズ、議決権ベースであおぞら銀行の過半数を保有するサーベラスを説得できなければ、統合を実現することは出来ない。しかし、それは非常に困難だろう。ファンドの目的は株式を保有する企業の価値を向上し、最大の売却益をあげることだ。ファンドにとって、統合によって保有株比率が下がり経営の自由度が損なわれる状況は好ましくない。そのため、統合を簡単に許可することはないと考えられる。
そもそも統合がどこまで経営再建に寄与するのかも現状では未知数だ。両行は金融債を発行して資金を集めて大企業向けに長期資金を貸し出していた長期信用銀行を前身とするため、営業力は強くない。確かにある程度の経費削減効果は出るだろうが、収益力の向上を見込める状況だとは言いがたい。









