キリンHDの昨期売上高が2兆円を突破。M&Aが奏功。

キリンホールディングスが発表した2008年12月期連結決算は、売上高、営業利益、最終利益がいずれも過去最高を更新した。特に売上高の伸びが著しく、前期比27.9%増の2兆3035億円と、JT以外の食品メーカーで初めて売上高2兆円を達成した。また、営業利益は前期比21.0%(1459億円)増、最終利益は20.2%(801億円)増となった。

キリンHDの好調な業績は、積極的なM&Aの成果だと言える。昨年、キリンHDはナショナルフーズや協和発酵キリンを相次いで傘下に加えたことにより、本気決算からそれらの会社の売上高が連結売上高に上乗せされることになった。その額は実に5100億円で、キリンHDが今期伸ばした売上高にほぼ等しい。営業利益でも利益率の高い医薬品事業を展開する協和発酵キリンが大きく寄与していることは。結果から判断する限り、今のところキリンHDのM&Aによる事業多角化戦略は成功を収めていると言える。