三井住友海上、あいおい損保、ニッセイ同和損保が経営統合を検討。
損害保険2位の三井住友海上グループホールディングスと4位のあいおい損害保険、6位のニッセイ同和損害保険の大手三社が経営統合交渉を進めている。2001年~04年の損保業界再編で、東京海上日動、損害保険ジャパン、日本興亜損害保険を含めた主要6社体制が成立していたが、この合併が成功すればそれが崩れることになる。保険会社の本業の収入にあたる連結正味収入保険料を三社分単純合計すると約2.7兆円となる。この額は損害保険業界首位である東京海上ホールディングスの2.2兆円を上回り、国内最大だ。損保業界は少子高齢化の影響による市場縮小が避け難い状況であることに加え、金融危機で自動車販売の落ち込みが激しく、保険料収入の約4割を占める自動車保険は長期低迷が予想される。それに備え、統合によって顧客を相互に融通し、また重複分野を合理化することによって収益基盤を改善しておくことが今回の合併の狙いだ。
具体的な経営統合の方法はこれから詰めていくことになるが、現状では第一段階として共同持ち株会社を設立して三社を傘下に入れ、第二段階で関連業務を統合していくという案が有力だ。第二段階ではまずあいおい損保とニッセイ同和損保を合併させて新損保を発足させる見通しだ。
新グループ名には「三井住友」の名前は使用しない方向で検討されている。統合する三社のグループ企業や提携関係への悪影響を避けるためだ。三井住友海上は住友生命保険や三井生命保険と提携関係にあり、ニッセイ同和の筆頭株主である日本生命とは競合している。また、あいおい損保の筆頭株主であるトヨタ自動車は独自の金融会社を保有するなど、独立した企業グループとしての傾向が強い。









