食品業界の再編進展。森永製菓と森永乳業が経営統合へ。
乳業業界二位の森永乳業と菓子業界4位の森永製菓が経営統合に向けた交渉に入った。両社の08年3月期の連結売上高を単純合算すると約7576億円、統合が実現すれば食品業界9位の規模となる。両社の経営統合は今までも何度か検討されていたが、今回は構想が本格化したようだ。
近年、食品業界は大手の合併や資本・業務提携が相次いでいる。二社のライバル明治製菓と明治乳業は今年9月に合併を決め、09年4月には売上高1兆1000億円の明治HDが発足する見込みだ。また、2007年にはマルハグループ本社とニチロの経営統合、アサヒビールとカゴメの資本・業務提携、味の素のカルピス完全子会社化、キリンホールディングスの協和発酵取得と、枚挙に暇が無いほどだ。
食品業界の再編を後押ししているのは、人口減少に起因する市場縮小と日一日と厳しさを増す景況の悪化だろう。利益拡大のためには海外市場への進出が必至となる中、致命的なまでに経営体力が低下する前に収益体質を改善しておく必要がある。なかでも森永乳業と森永製菓の経営統合は収益に対する効果が大きいと考えられている。通常こういった提携でみられるような商品ブランドの共用や調達・生産・物流協力に加え、重複する一部事業の統合によるコスト削減が見込めるからだ。







