ファンケル、中堅化粧品会社のOEM事業を買収。

 ファンケルは中堅化粧品会社、コスメイトリックスラボラトトリーズのOEM事業を買収した。
 現在、ファンケルの化粧品事業は海外向け出荷が好調だ。化粧品事業全体の売上高は08年4-9月期で前年同期の4.6%増にとどまるが、中国での売上高は前年同月比93%増、香港は同23%増となるなど、高い伸び率で推移している。また、中長期的には海外でも消費者の安全志向が根付き、主力商品の無添加化粧品の需要が伸びると思われる。
 しかし、ファンケルの生産設備はこの海外売上高の成長分をカバーするだけの余力が無い。既存の自社工場を拡張しようにも、その場合本格稼動まで一年以上はかかるという。
 そこで他社のOEM工場を買収することによって、短期間で市場拡大分の生産力を確保しようというのが今回の買収の狙いだ。コスメイトリックスラボラトトリーズの当該工場は既存設備を多少手直ししファンケルの持つ無添加化粧品の製造ノウハウを注入することによって、来春にはファンケルや子会社のアテニアの商品を生産することが出来る。
 ファンケルはこの事業買収により、急成長中の新興国市場にジャストインタイムで十分な量の製品を供給できる態勢を整えたことになる。