M&A戦略策定の手順(企業買収)

まだM&A(企業買収)をすべきかどうか迷っている、或いはどのような企業を買収すべきか定まらないという経営者様のために、M&A戦略策定のプロセスを説明させていただきます。

1.企業ミッションを明確にする

先ずは貴社のミッションを再度明確にしてください。株主に報いることなのか、社員を幸せにすることなのか、顧客を満足させることなのか、社会貢献することなのか? 勿論どれか一つのステークホルダー(利害関係者)のみに報いるのではなく、バランスよくステークホルダーを満足させるということでもいいのですが、とにかく今一度具体的に貴社の存在理由、ミッションを明確に書き出してください。

2.企業業績の目標をたてる

企業のミッションが何であれ、そのミッションを達成するには、十分な利益、売上、成長性等を確保する必要があると思います。例えば、いつまでにどれだけの利益をあげたいか等、具体的な数字に落とし込んでください。

3.企業戦略をたてる

次に上記の具体的業績目標を達成するための戦略を考えてください。それを達成するためには、今のまま業態を拡大していき規模の利益を追求していけばいいのか、現業とシナジーのある事業を展開していくべきか、それとも既存事業をリストラして効率化しさえすればいいのか?

4.経営資源

その戦略を遂行していくには貴社には必要な経営資源がそろっているでしょうか?既に経営資源が十分ある、もしくはじっくり時間がかけて育てていくのではあれば、M&Aは必要ないと思います。しかし、顧客ニーズの変化のスピードが速くなり、それにともなって経営のスピード化が重視される中、経営戦略を遂行していくためには、優秀な社員・技術者、優良な顧客、新しい製品・新規性のあるサービス、技術力、ブランドが必要になる場合が多いのではないでしょうか? どのような経営資源を何時までにどれだけ必要になるかを明確にすれば、具体的にM&Aで買収対象となる業種、具体的事業内容、規模、買収予算などがはっきりとしてきます。

5.M&Aの目的

企業はミッションに基づき、業績数字を達成し、戦略を遂行していく必要がありますが、企業にとってのM&Aの目的とは、自社で経営資源をイチから育てるのは時間がかかりすぎるので、必要な経営資源を既にもっている会社を買う(時間を買う)、自社で経営資源を育ててもうまくいくかどうか分からないので、既に実績をだしている企業を買う(リスクを軽減する)ということになります。
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